2009-01-07から1日間の記事一覧

『Classical Fantasy Within 第三話 火を噴く龍』島田荘司(講談社BOX)★★★★☆

戦争が激しくなってきて、日本人論もますます激化してくる。母の様子はますますおかしくなってゆく。 取りあえず第一部完だそうです。ミステリ的には怪力光線砲の正体が何なのか、でしょうか。改めてみると「ミツグ伯父さん」と片仮名で(しかもあらすじ文で…

『Classical Fantasy Within 第二話 怪力光線砲』島田荘司(講談社BOX)★★★★☆

いよいよ怪力光線砲が動き出す! あまりにもあまりな展開なので、ファンタジーなのか?SFなのか?と不安になる。ヘタなサスペンスよりよっぽど緊張する。 さすがに人は複製されなかったみたいなので、ミステリなのだろうなとひとまずほっとしたのですが。 …

『Classical Fantasy Within 第一話 ロケット戦闘機「秋水」』島田荘司(講談社BOX)★★★☆☆

戦時中が舞台、子どもが語り手を務める。軍人を父に持ち、母はモンペをはかずに着物姿、いまだに軍からもらった米の飯を食べている等々のため、町内からは疎まれ恨まれている。戦時中が舞台であるため、これまで以上に日本人論が説得力を持っている点が目を…


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