2010-08-07から1日間の記事一覧

「37匂ふより春はくれ行く山ぶきの花こそはなのなかにつらけれ」〜「41しののめのゆふつけ鳥の鳴く聲にはじめてうすき蝉の羽衣」塚本邦雄(『定家百首/雪月花(抄)』より)

37「匂ふより春はくれ行く山ぶきの花こそはなのなかにつらけれ」 淡紅の花から、やがて晩春の紅紫の花、そしてしんがりに、はつなつに近づくと山吹。それだからこそ「はなのなかにつらけれ」。こういうのは、頭ではわかっていても、もう実感することはできな…


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