「傾城買四十八手」(山東京伝)は、まるで杉浦日向子の漫画のよう(それはあべこべなんだけど)。遊女と客の「うそや」「きたらどふしなさる」「じつかへ」「しれた事サ」なんてやり取りを読んでいると、杉浦さんの絵が目に浮かびます。 「浮世床」(式亭三…
『Antidote to Venom』F. W. Crofts,1938年。 一ページ目をめくると作者註があり、「本書は二つの実験を行っている。第一に、通常の叙述と倒叙を組み合わせた探偵小説の成立を試み、第二に、犯罪の前向きな描写を目論んだ。」とあります。これは楽しみな宣…
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