2012-01-14から1日間の記事一覧

『鉛を呑まされた男 ニコラ警視の事件簿2』ジャン=フランソワ・パロ/吉田恒雄訳(ランダムハウス講談社文庫)★★★☆☆

かげりの見えつつある実在の寵姫の立場を、うまく事件にからめてあるところは面白いし、その思惑も含んだ複数の事件が錯綜していたという真相も見事なのだけれど、せっかくの複数の事件を解き明かしていく手際がごちゃごちゃしているうえに必然性があるよう…


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