2018-03-19から1日間の記事一覧

『日本文学100年の名作2 1924-1933 幸福の持参者』池内紀他編(新潮文庫)★★★☆☆

「島守」中勘助(1924)★★★☆☆ ――島にひとりいれば心ゆくばかり静かである。福岡の妹が危篤という電報がきた。昼飯の支度をするのも懶い。ぼんやり寐ころんでいる。朝目をさますと同時に妹を思った。きょうの悲しい最初の思い出である。□□子はまだ生きている…


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