2019-10-19から1日間の記事一覧

『アイロンのある風景 日本文学100年の名作 第9巻 1994-2003』(新潮文庫)★★★☆☆

「塩山再訪」辻原登(1994)★★★★☆ ――どこかへつれてってよ、と有子にせがまれ、電車にとび乗った。車掌が来て、私は塩山までの切符を買い直す。「エンザン?」「どこかへつれてゆけというから、つれてってやるのさ」有子に向かって、この町で私は生まれたの…


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