『となり町戦争』三崎亜記(集英社文庫)★★★★☆

短篇集『バスジャック』の方を先に読んでいたので、デビュー作である本書はこれが初読になる。パロディ的な状況を、コミカルにではなくシリアスかつおセンチに描き出すのに秀でているのは、変わってない。 非日常(?)をすんなり受け入れるところも。 通常…

『THANK YOU すべての人に 新庄剛志』(日刊スポーツグラフ)★★★★★

新庄もいいけどノムさんもおちゃめでいい(^^;。 メインはやっぱりロングインタビューでしょう。ほんっとに赤裸々に語っちゃってます。 坪井も戻ってきてめでたしめでたしです。----------------THANK YOU新庄剛志日刊スポーツ出版社 (200610下旬…

『バスジャック』三崎亜記(集英社)★★★★☆

『となり町戦争』の三崎亜記第二作。異色短篇みたいなものから、ちょっと不思議を扱った日常小説まで、大小の差や深浅の差はあれどどれも奇想が顔を覗かせる短篇ばかり。「短篇ばかり」と書いたけれど、正確に言えば掌篇から中篇まで。「二階扉をつけてくだ…

『言いまつがい』糸井重里監修(東京糸井重里事務所)★★★★★

「ティー」と言いたいのに「茶ー(チャー)」と言ってしまう。「スターバックス」に行きたいのに、出てきた言葉は「オートバックス」。そんな言い間違いを集めた読者投稿本(本書の場合、もとはウェブですが)のひとつです。それだけならよくある。大量にあ…

『40 翼ふたたび』石田衣良(講談社)★★★☆☆

7つの短篇を収録した連作長篇。40歳が主人公の青春小説です。比喩でもなんでもなくまさに青春そのもの。石田衣良の若々しい感性で描かれると、40歳とかいいつつまるっきり10代20代の青春小説でした。なんて瑞々しいんだろう。ショージキまわりにこんな若々…

『若い人』石坂洋次郎(新潮文庫)

新潮文庫〈20世紀の100冊〉の読み残しである。月10冊のペースで出されたんじゃ、とてもじゃないけど読み切れないので、読み残してあった作品を今ごろになって読む。ううむ……わたしにしてみたら、『人生劇場』と大差なかったなぁ。。。時代遅れの青春…

『孤高の人』(上)新田次郎(新潮文庫)

だめだ( ´∀`)。。。いきなり謎の老人が出てきて、主人公について「彼は〜であった。〜であった。」と語り出した時点で読むのをやめてしまったがな。まあ〈伝説〉を語るわけだから、昔話の翁みたいなものなんだろうけど……。山に興味のある人であれば、これか…

『ハンニバル』(上・下)トマス・ハリス/高見浩訳(新潮文庫)★☆☆☆☆

あらかじめ馬鹿々々しい作品を期待して読むならツボ。真面目なのを期待して読んだなら、途中で脳内回路をおバカ路線に切り替えられるニュートラルな人じゃないとしんどい。 アホくさい。というのが正直なところ。バットマンとかのぶっとんだ悪役をやってみた…

『しゃばけ』畠中恵(新潮文庫)★★☆☆☆

いやまさかここまでファンタジーど真ん中だとは思わなかった。読む前は例えば江戸を舞台にした『百鬼夜行抄』みたいなのを想像していたのだ。江戸を舞台にした『たるるーとくん』とか『金田一少年』とかそんな感じだった。キャラクターで小説を読む人なら楽…


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