『ミステリマガジン』2014年11月号No.705【さようなら、こんにちはポアロ】

『モノグラム殺人事件(一部掲載)』ソフィー・ハナ/山本博他訳 クリスティー社公認のポワロ新作。邦訳単行本からの先行掲載。「マイ・ベスト・ポアロ・アンケート」紀田順一郎・辻真先・深町眞理子・松下祥子ほか。 小山正氏によれば、中村能三訳『アクロ…

『ミステリマガジン』2014年10月号No.704【藤田宜永責任編集】

「迷宮解体新書(80)藤田宜永」村上貴史「奇妙なファリッド」(再録)藤田宜永 ――パリの露天商がピアノ弾きの日本人青年に持ちかけたヤバイ話とは?(惹句より)「70s「若き狼」80s「ネオ・ポラール」藤田宜永、リュク・ドゥラノワ対談」(再録)「墓場にて…

『ミステリマガジン』2014年9月号No.703【カーと密室】

「『三つの棺』は時を超える」北村薫「『三つの棺』新訳に寄せて」加賀山卓郎「灰ほどの手がかり」ジョン・ディクスン・カー/加賀山卓郎訳(Ashes of Clues,John Dickson Carr,1923)★★★☆☆ ――ソーンダーズはどんな役にもなりきれる俳優だった。今夜、メイ…

『ミステリマガジン』2014年8月号No.702【幻想と怪奇 乱歩生誕12周年】

乱歩「目羅博士の不思議な犯罪」とその前後の影響関係にあるエーヴェルス「蜘蛛」(浅野玄府訳)、エルクマン=シャトリアン「見えない眼」、竹本健治「月の下の鏡のような犯罪」、解説・新保博久「乱歩輪舞」が掲載されています。「ポーと乱歩の二十一世紀…

『ミステリマガジン』2014年7月号No.701、『S-Fマガジン』2014年7月号No.700

『ミステリマガジン』2014年7月号No.701【シャーロック・ホームズ・ワールド】 ふたたび『シャーロック』特集です。人気があるのはわかるけど、ペース早すぎません? 今回もインタビュー&パロディ・パスティーシュ特集。「迷宮解体新書(77)光原百合」村上…

『ミステリマガジン』2014年6月号No.700【創刊700号記念特大号】

資料とエッセイ篇。小説はアンソロジーのほうで、ということのようです。「ミステリマガジンの存在意義とは?」小鷹信光×松坂健×日下三蔵×杉江松恋「創刊当時の異常な興奮」紀田順一郎「ミステリマガジン700号の歩み」新保博久・三橋暁「71人が語るミステリ…

『ミステリマガジン』2014年5月号No.699【MONEY MONEY MONEY】

一応は金融ミステリ特集ということですが、ガイドのみで小説作品はなく、代わりにタイバニ特集に翻訳権取得が間に合わなかったメリンダ・M・スノッドグラス「ルーキー」を載せるという珍編集。 「海外ミステリー東西評論対決」法月綸太郎VS杉江松恋 どこ…

『ミステリマガジン』2014年4月号No.698【乙女ミステリのススメ】

「乙女ミステリ序文」山崎まどか 乙女ミステリとは何かを、七つの特徴に沿って紹介。サラ・ウォーターズやケイト・モートンといった当然なものから意外なものまで。「またたかない星《スター》」小泉喜美子(1977) ――あのとき、ドミニクは吠えなかった。去…

『ミステリマガジン』2014年3月号No.697【TIGER & BUNNY 街の守護神、ヒーロー】

「TIGER & BUNNY 街の守護神、ヒーロー」 内容自体は面白そうなのですが、アメコミだとか紹介者の顔ぶれだとか、あんまり響かない特集でした。「デーモンの死」レックス・スタウト/宮澤洋司訳(Death of a Demon,Rex Stout,1961)★★★★☆ ――バリー・ハザン…

『ミステリマガジン』2014年2月号No.696【作家特集ジョン・ル・カレ】

古典という印象があるのでまだまだ現役だったことに驚き。これからもスパイ小説を牽引していってほしい。『誰よりも狙われた男』(一部抜粋)ジョン・ル・カレ/加賀山卓朗訳(A Most Wanted Man,John le Carré,2008) ――舞台はドイツ、ハンブルク。チェチ…

『ミステリマガジン』2014年1月号No.695【ミステリが読みたい! 2014年版】

「ミステリが読みたい! 2014年版」 非ミステリ作品は早川や創元で出ているものが有利なのだろうなあ、と思うにつけても、新潮社から出ているジュリアン・バーンズ『終わりの感覚』がランクインしているのを見ると、よほど面白いのだろうなと思います。知ら…

『ミステリマガジン』2013年12月号No.694【あまちゃんとローカル・ミステリの魅力】

あまちゃん関係ない。。。「あまちゃんとローカル・ミステリ」ではなく、「あまちゃん」と「ローカル・ミステリ」の特集です。「犬の生活」マイクル・イネス/宮澤洋司訳(A Dog's Life,Michael Innes,1954) ――ロンドン警視庁の刑事アプルビイが初休暇で…

『ミステリマガジン』2013年11月号No.693【ポケミス60周年記念特大号】

特大号と銘打たれ、値段も倍以上。巻末にポケミス解説目録がついていますが、以前の版を持っている人間には無用の品。ポケミス《ベスト3》アンケートは、回答自体が短評になっているものからただの個人的な思い出話まで、いつも通り玉石混淆。よって読みど…

『ミステリマガジン』2013年10月号No.692【ミステリ・ゲーマーへの道】

「逆転裁判5 制作スタッフインタビュー」「ミステリとゲームは相性がいいか?」我孫子武丸「アガサ・クリスティーのトリック魂」松田道弘「〔ゲーム小説〕アンソロジストが贈る内外名作コレクション45」結城信孝「竹本健治×宮内悠介 対談」「リアル脱出ゲー…

『ミステリマガジン』『S-Fマガジン』2013年9月号

『ミステリマガジン』2013年9月号No.691【魅惑のタカラヅカ/作家特集・ジャック・リッチー】 これまでもミステリマニア以外の読者を開拓する努力が窺えた『ミステリマガジン』ですが、今月号はちょっとやりすぎの感が。作家特集 ジャック・リッチー「わが父…

『ミステリマガジン』2013年8月号No.690【幻想と怪奇 天使と悪魔】

今年の幻想と怪奇特集は「天使と悪魔」。 怪談よりもショート・ショートのような話が多い。もっと怪談を読みたかった。「天使が来たりて」井上雅彦「霧屍疽村の悪魔」三津田信三「悪魔と天使のいる文学史」紀田順一郎「これだけは知っておきたい天使と悪魔の…

『ミステリマガジン』2013年7月号No.689【翻案の魅力「二流小説家」】

『二流小説家』が日本を舞台にして日本で映画化されたことにちなみ、今月号は翻案特集というひねった特集でした。「インタヴュー 上川隆也、武田真治、猪崎宣昭」「男の乳房が揺れる夏」「鷹」デイヴィッド・ゴードン「よい翻案わるい翻案」新保博久、「アレ…

『ミステリマガジン』『S-Fマガジン』2013年6月号

『ミステリマガジン』は『探偵はBARにいる2』特集。興味がないのでオール・スルー。「アルモニカ・ディアボリカ」(6)皆川博子「書評など」 西崎憲『短篇小説日和』は『英国短篇小説の愉しみ』のダイジェスト+増補版。『鳥類学者無謀にも恐竜を語る』…

『ミステリマガジン』2013年5月号No.687【没後十年 都筑道夫が僕らに教えてくれたこと】

「『道尾』の由来は『道夫』から〜道尾秀介に訊く」「ミステリマガジン初代編集長の出来るまでとその後」新保博久「都筑チルドレンの系譜」日下三蔵「砂絵のセンセーの名前」堀燐太郎 「温泉宿」都筑道夫 ――温泉宿をさがす男と女。だが番頭は二人を見るなり…

『ミステリマガジン』2013年4月号No.686【「シャーロック」とそのライヴァルたち】

今月号はドラマ「シャーロック」とホームズ・パロディ特集。主演のベネディクト・カンバーバッチインタヴューのほか、北原尚彦によるパスティーシュのほか、小特集として五代ゆうらによる百合ホームズ短篇が掲載されています。その他、小山正氏による、未訳…

『ミステリマガジン』2013年3月号No.685【私が愛した007】

「マイ・ベスト007アンケート」 で、最新作『スカイフォール』が堂々の第一位。これは本当にすごいことだと思います。 小山正氏のエッセイにより、「獲物」のピーター・フレミングがイアン・フレミングの兄だと知る。 007は映画第一作の『ドクター・ノオ』が…

『ミステリマガジン』2013年2月号No.684【あの探偵を追いかけて】

あの探偵を追いかけて「三個のパイの事件」ピーター・ラヴゼイ/山本やよい訳 ――ピーター・ダイヤモンド警視、クリスマスの事件に挑む。(袖コピーより)「ミック・バルー、何も映っていない画面を見る」ローレンス・ブロック/田口俊樹訳 ――スカダーとミッ…

『ミステリマガジン』2013年1月号No.683【ミステリが読みたい!2013年版】

何年か前に本誌から独立していた年度ベストがふたたび本誌に吸収されました。海外一位のアーナルデュル・インドリダソン『湿地』は前々から読みたかった作品。『ミステリマガジン』のランキングで三津田信三が一位というのは意外でした。 「月村了衛トークシ…

『ミステリマガジン』2012年12月号No.682【ゴシックの銀翼】

「〈無垢の博物館〉を訪ねて」山崎まどか 小説『無垢の博物館』に出てくる博物館を作者が実際に再現。その訪問記。【特集 ゴシックの銀翼】「虚無への愉楽――フェイク・ゴシック」風間賢二「ゴシックという意匠」千野帽子「幻のゴシックミステリ『拷問館の惨…

『ミステリマガジン』2012年11月号No.681【ブックショップの事件簿】

「容認可能な犠牲」ジェフリー・ディーヴァー/小田川佳子訳 ――暗殺の標的は、本の愛好家だった……(袖コピーより)「ブック・スィング」ローラ・リップマン/吉澤康子訳 ――児童書専門店から本が盗まれる? テス・モナハンが真相を探る。(袖コピーより)「茶…

『ミステリマガジン』2012年10月号No.680【山口雅也責任編集】

『ヤマグチ マサヤズ ミステリ マガジン』と称して、名作再録+α。「退化した人たち」チャールズ・アダムス/山口雅也訳 チャールズ・アダムスの一コマ漫画より、山口氏が選んだもの。 「目撃」スティーヴン・バー/各務三郎訳(The Mirror of Gigantic Shad…

『ミステリマガジン』2012年9月号No.679【シャーロック再生《リボーン》】

「シャーロック再生」「インタビュー(ベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン、スティーヴン・モファット、マーク・ゲイティス)」 主演二人と製作者二人のインタビュー。「ジョンの推理法修行」北原尚彦 ――「ぼくなら自分の懐具合をよく考…

『ミステリマガジン』2012年8月号No.678【幻想と怪奇 ゾンビって何?】

「ゾンビ世界分布図」一日寺タロ いわゆる「ゾンビ」に限らず世界の「生ける死者」についてまとめ。この考察はけっこう新しいのに、掲載作のメンツが古くさいのがもったいない。「柩は死者のために」ロバート・シルヴァーバーグ/植草昌実訳(Back from the …

『ミステリマガジン』2012年7月号No.677【アルセーヌ・ルパン&ルパン三世】

「LUPIN the Third 峰不二子という女」「モンキー・パンチ・インタヴュー」 007っぽいものをやりたかったのがルパンの始まり。『千夜一夜物語』漫画化。「「冒険家」アルセーヌ・ルパン譚の魅力」森田崇「“類い希なる”ルパンへの旅」瀬名秀明 『大空のドロテ…

『ミステリマガジン』2012年6月号No.676【特集 SPY ル・カレから外事警察まで】

「渡部篤郎インタヴュー」「堀切園健太郎(『外事警察』監督)×訓覇圭(プロデューサー)」 「ある外事警察官」麻生幾 ――国際手配されているテロリストを、一警官の手柄で逮捕することができた……という建前を作りあげた警察だったが…… スパイというか、国際…


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