「いま百合マンガが面白い!」特集の一環として志村貴子インタビュー掲載。女性同士の関係が気になるようになったきっかけ作品や、現在連載中の『おとなになっても』について答えています。あまりつっこんだ感じの話はありませんでした。「岡村靖幸 幸福への…
『good!アフタヌーン』2019年9月号(講談社)「ON AIR'S」01「チョコとモカ」嘉村田逸名 四季賞出身者の新連載。「捨身-Photographs-」の人です。父親が入院していて妹と貧乏暮らしをしている女子高校生が、お小遣い稼ぎにライブ・アプリに挑戦したことで、…
『アフタヌーン』2019年9月号(講談社)「天国大魔境」18「不滅教団」石黒正数 教団に近づいてきました。「おおきく振りかぶって」155「ランチ 2」ひぐちアサ 崎玉とのランチの続き。また新たな目標ができました。「ヴィンランド・サガ」163「シグやんとハ…
オノ・ナツメのBL名義の新作です。志村貴子のBLは脳内で男女に置き換えようとしても気持ち悪くて読めないのだけれど、basso作品の場合はすんなり読めました。ベッドシーンのある志村作品に対し、basso作品の場合はオノ・ナツメ名義でも基本的にベッドシ…
舞城王太郎の新作は漫画原作。潔癖症の小学生の女の子が殺し屋と出会い、片や“掃除屋”として、片や“君を護りに”交流が始まるという、もともと舞城作品には漫画みたいなところがあるのに、漫画にしてしまうと思ったより地味というか、漫画のなかに混じるとと…
衝撃的な第1巻のラストに続き、2巻も衝撃的な終わり方でした。純粋な人たちの恋愛ものの名手という印象でしたが、こんなにギャグセンスと引きの上手い人だったとは。てか、グレたわけではなくひねくれただけだったんですね。
『good!アフタヌーン』2019年7月号(講談社)「亜人」69「海斗」桜井画門 佐藤との対決はちょっとお休みして、海斗と永井のむかしの話でした。「ぐらんぶる」53「収録現場」井上堅二・吉岡公威「ギャルゲーの達人にごまかしは利かない」のあおりに笑いまし…
『アフタヌーン』2019年7月号(講談社)「無限の住人~幕末ノ章~」滝川廉治原作/陶延リュウ漫画/沙村広明協力 ――アメリカから日本に戻ってきた万次。「今度は人の命を護ってみてはどうじゃ」という坂本龍馬の言葉に動かされ、京を訪れた万次は、新撰組と…
『ヤオチノ乱』2 泉仁優一(講談社) 2巻はkindle版のみ。そりゃ宣伝もしていないのだから紙媒体が売れるわけもない。四季賞出身とはいえ四季賞準入選作「無常の霧音」は本誌には載らず、掲載は講談社漫画誌サイトの「モアイ」のみ。2巻の発売もたまたま…
『good!アフタヌーン』2019年6月号(講談社)「亜人」68「破算」桜井画門 ついに佐藤の腕を狭い空間に放り込むことができましたが……。あのままで終わるはずがないとは思っていましたが、ここで「佐藤の性格」が出てくるとは予想できませんでした。 「狐の嫁…
『アフタヌーン』2019年6月号(講談社)「ぷ~ねこ」北道正幸 15周年突破&7巻発売記念の巻頭カラー。「風助をさがせ」。絵のどこかに風助&アフタヌーン掲載作品15作が隠されているそうです。1作品だけわかりません。「おおきく振りかぶって」153「4…
『good!アフタヌーン』2019年5月号(講談社)「亜人」67「勝利」 佐藤の腕奪取作戦。タイトルこそ「勝利」ですが、さすがにこのままあっさり終わるとは思えません。 「ブレインライフ」辻井通記 ――仲里紀一・沙樹夫妻は貧乏だけどおしどり夫婦。だが子ども…
『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』6 泰三子(講談社モーニングKC) 「大豊作の年」の元陸上選手の松島と県警一の美女の桃木分隊長がようやくきちんと描かれました。あと一人はまだ不明のまま。この巻では牧高もさらに掘り下げられ、有り得ないほどの運動音痴…
『週刊BIG COMIC スピリッツ』2019年3月11日No.15(小学館)「1518! イチゴーイチハチ!」最終話「楽」相田裕 長期連載『団地ともお』『闇金ウシジマくん』の連載終了に続き、『1518』が終わってしまいました。好きな漫画が終わってしまうのは、寂しいけれ…
「三途の川でワルツを」「宇宙のライカ」でそれぞれ四季賞審査員特別賞と四季大賞を受賞した著者の読み切り「一日三食絶対食べたい」がコミックDAYSで連載され、晴れて単行本第一巻が刊行されました。 洪水と氷河期によって自給自足の生活を強いられてい…
『good!アフタヌーン』2019年3月号(講談社) 「亜人」66「デッドヒート」桜井画門 佐藤の腕を狙う対亜特VS高橋&ゲンの銃撃戦。今さらになって意外な事実が判明します。強い感情を向けてIBMが人にも見えるようになったことが、どちらにどう作用するか…
『アフタヌーン』2019年3月号(講談社)「ワンダンス」01「湾田さんのダンス」珈琲 ――吃音症の小谷花木(カボ)は周りに流されるようにバスケ部に入ろうと思っていた。ふと見かけた美少女がダンスをしているのを見て虜になってしまう。 新連載。これまでの作…
『ヤングジャンプGOLD』vol.4 2018.12.29(集英社) 新人を中心とした読み切りを集めた雑誌でした。三都慎司目当てで購入。以下、よかった作品のあらすじと感想。「アルマ」三都慎司 ――2082年、マナと先生はあう人を探しに冬のブダペストを訪れていた。自我…
『リボーンの棋士』(2)鍋倉夫(小学館ビッグスピリッツコミックス) 強くなるため、プロ棋士の研究会に参加する安住と土屋。森さんの一言から、安住は新しい戦法を模索します。常に前向きだから読んでいて気持ちがいい。登場人物も増えて、それぞれの立場…
『good!アフタヌーン』2019年1月号(講談社)「亜人」64「彼」桜井画門 対亜、海斗、真鍋、と来ていよいよ戸崎が描かれます。曽我部との取っ組み合いの結果から戸崎のその後の予想はある程度ついていましたが、こんなに静かなものになるとは。戸崎には戸崎…
『レディ&オールドマン』6 オノ・ナツメ(集英社ウルトラジャンプコミックス)、 ジョニー&クレイグがとうとうたどり着いてしまいました。それでも今のところは急展開はなさそうです。『どこかでだれかも食べている』オノ・ナツメ(文藝春秋) 食にまつわ…
『good!アフタヌーン』2018年12月号『純潔のマリア』「アルテミス プリアポス」石川雅之 10周年記念読み切り。先月号の広告に載っていた「ベルナール ジルベール」という予告はウソ予告だったようで、実際にはアルテミスとプリアポスの出会いやその後の話で…
『アフタヌーン』2018年12月号(講談社) 『青野くん〜』の推薦文をなぜか綾辻行人が……。『猫が西向きゃ』05「The tail is in a mirror」漆原友紀 鏡の中に写った世界の鏡に写った世界の鏡に……消えてしまった少女を探しに、ヒロタたちは鏡の中に入ります。 …
『イチゴーイチハチ!』(6)相田裕(小学館ビッグスピリッツコミックス)「美術館に飾れたら、ずっと見ていられるのに」。譬喩にすらなってないような陳腐な表現なのにとても印象的なのは、やはり発言者のキャラクターによるものでしょう。普段そういうこと…
『onBLUE』vol.36【特集 志村貴子のおとこのこ】(詳伝社) BLばかりの雑誌なので、志村貴子のインタビュー&対談と新連載以外には興味がありません。志村貴子と対談している雲田はるこの連載も読んだけれど、やはりわたしには受けつけません。よしながふ…
『ネムキプラス』2018年9月号(朝日新聞出版)「夢魔の紀行」01「エンゼル・ヘアー」伊藤潤二 伊藤潤二の新連載。金色の髪が舞う村に迷い込んだ女性を襲う出来事……。ラヴクラフトみたい。「百鬼夜行抄」123「誰かがつけた鈴の音」今市子 遺体処理業者で働く…
『good!アフタヌーン』2018年9月号(講談社)『黒狼 ヘイラン』2「馬賊」百地元 『ゴールデンカムイ』には箱館戦争を生き延びて年老いた土方歳三が出てきますが、この『黒狼』には戊辰戦争を生き延びて若いまま大陸にワープした原田左之助が登場します。新…
『アフタヌーン』2018年9月号(講談社)「天国大魔境」8「竹早桐子」石黒正数 第1巻のちょうど続き。キルコの過去篇です。 「概念ドロボウ」3「ドウデモイイシ」田中一行「ヴィンランド・サガ」152「バルト海戦役28」幸村誠「おおきく振りかぶって」145「4…
オガツカヅオ待望の短篇集。主に『シンカン』に掲載された作品を中心に収録されています。扉をめくれば「これから特別に魔法をかけてやる」というエピグラフと、妖精のイラスト。「はじめましてロビンソン」(2011) ――漫画化のアシスタントをしているケイコ…
『シンギュラリティは雲をつかむ』園田俊樹(講談社アフタヌーンKC)kindle版 最終巻。発売は電子版のみ、という点と、終盤がバタバタとしていたことを併せると、打ち切りなのでしょうか。あとがき等もなし。何がよくなかったんでしょう。少年がロボに乗っ…