『yom yom ヨムヨム Vol.3』(新潮社)

 今さら読んだ。しかもエッセイだけ。

「〈とんでもない小説〉が読みたくて」筒井康隆インタビューby大森望
 ダ・ヴィンチで大森氏が言及していたライトノベルってこれか。「書きます(笑)」って言ってます。

「夏の100冊」に合わせたブックガイド。
 それぞれ辻原登「色っぽい女になるための二十一の短篇」、辛酸なめ子「ガーリーな恋愛を探して」、有栖川有栖「ミステリでバカンス」、竹内久美子「男と女の自然科学は楽しい」、高山なおみ「料理にも、心にもおいしい本5冊」、岸本佐知子「出会い頭5本勝負」、豊崎由美「「新潮文庫の100冊」に私的10冊をプラス」。岸本さんのは漫画。豊崎氏のはまあ豊崎氏の著作を読んでる人間には新鮮味はないけど。

ショートショートの神様 星新一
 最相葉月による星新一の遺品整理あれこれ+星新一ショートショート三篇「鍵」「使者」「解放の時代」。「解放の時代」だけはタイトルにちょっと時代臭がするなあと思ったりもする。

「すまいとばし思うて?『太宰治』をイッキ読み」中島京子
 恒例の一気読み企画。『FUTON』の中島京子による太宰読み。やっぱ視点が独特。太宰のユーモアを年代ごとに考察してますが、白眉はユーモアもの以外の感想です。

「私の三つの本」北杜夫
 北杜夫といえば昆虫とトーマス・マン。そして最新作茂吉ものについて。
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  『yom yom』Vol.3
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