先月号の予告に、記念特集で名作再録と書かれてあったから期待したのですが、いや。。。ちょっと、古典的名作すぎるのでは? ああでもそれが今は品切れなのか。。。。
「夜来たる」アイザック・アシモフ/美濃透訳(Nightfall,Isaac Asimov,1941)
――六つの太陽に囲まれた惑星に、二千年に一度の夜が訪れるとき……
「輪廻の蛇」ロバート・A・ハインライン/井上一夫訳(-All You Zombies-,Robert A. Heinlein,1959)
――われわれ航時局員はつねに日時に気を配らなければならない……
「オメラスから歩み去る人々」アーシュラ・K・ル・グィン/浅倉久志訳(The Ones Who Walk Away from Omelas,Ursula K. Le Guin,1973)
――喜びに溢れた都オメラスには、すべての人々が知る秘密があった……
「鉢の底」ジョン・ヴァーリイ/大野万紀訳(In the Bowl,John Varley,1975)
――火星の生活に倦んだわたしは、ある宝石を求めて金星に降り立った。
「黄昏の薄明かりの向こうへ」(第4回)中野善夫
『ミステリマガジン』の小鷹氏のノワール座談会とか、『モンキービジネス』とか、最近やけに、時代によるアメリカとの距離感の違いについて書かれた文章を目にします。
「MEDIA SHOW CASE」「SF BOOK SCOPE」
◆映画『魔法使いの弟子』は、意外といけそう。「本気」だそうです。アニメ『世紀末オカルト学院』の紹介にも「本気」という言葉が使われていて、本気っぷりをぜひ見てみたい。
◆『平ら山を越えて』『宇宙開発SF傑作選』『暗殺のハムレット』『愛と狂気と死の物語』『音迷宮』など。
◆ゲーム欄では『ミステリマガジン』と同じく『ゴーストトリック』が紹介されてます。
「男は西に、親子は南に。我々は高いところや野や山に。」椎名誠《復活!椎名誠のニュートラル・コーナー21》
「日本怪談全集」深堀骨
――怪談じみた殺人事件に挑む警部と探偵の華麗なる推理
「MAGAZINE REVIEW」〈F&SF〉誌《2010.1/2〜2010.3/4》橋本輝幸
気になったのは次の二篇。敗走中に皇帝から「この中に暗殺者が潜伏している」と告げられた副官は……ロバート・リード「長い退却」(The Long Retreat)。狼のような生き物を見た日から姿を消したガールフレンド。友人のクリスに言わせると、それは屍食鬼であると……ジョン・ランガン「狗の街」(City of the Dog)。
「堺三保のアメリカン・ゴシップ」(12)
日本とアメリカのマンガ・アニメの共同体制。
「ハヤカワ文庫SF40年の歩み」(上)渡辺英樹
「ハヤカワ文庫SF完全リスト」(上)
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『SFマガジン』2010年10月号
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