『魔術師たちの秋』倉数茂(ポプラ文庫ピュアフル)

 『黒揚羽の夏』の続編登場。今回は美和ではなく、兄の千秋と地元の高校生ケンジが主人公。それに伴い内容も青春ダーク・ファンタジーからオカルト・ファンタジーにシフトチェンジ。

 ケンジはともかく千秋が視点人物を務めると何だかおタンビーになってしまって受けつけません。

 幻想が強くなる部分でついていけなくなってしまいました。。。

 父親の工場が倒産、高校も停学中の中井ケンジは、廃屋で謎めいた少年・ツキオと出会い、奇妙な事件に巻き込まれる。一方、三年ぶりに七重町を訪れた滴原千秋は、住民の睡眠調査を行う団体に関する不穏な噂を耳にする。“呪われた土地”で起きる不可思議の連鎖、深まる謎の果てに、彼らが見つけるものは。『おすすめ文庫王国2012』(本の雑誌社)国内ミステリー部門第8位に選ばれるなど話題を呼んだ『黒揚羽の夏』につづく、衝撃の幻想ミステリー。(カバーあらすじより)

  


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