マギー・スミスの若いころの映画。かわいがってて仲のよい教え子のうちの出来のいい子が、やがて自我に目覚めて反抗して、っていうパターンかと思いきや。〈保守的〉の反対が〈自由〉とは限らないっていう当たり前の事実に気づく。
当たり前の事実のはずなんだけれど、でも『今を生きる』や、マギー・スミス自身出ている『天使にラブ・ソングを…』なんかを見ると、〈保守=悪〉ゆえに〈反保守=善〉と錯覚しがちなところもあるし。
とか言いつつも、アメリカ映画ということを考えると、きちんとした社会派映画なのか、それとも単なる流行みたいなファシズム批判なのか、微妙なところ。
マギー・スミスって意外とピーチクしゃべるんでびっくり。もっと若いころから落ち着いた感じの人かと思ってたよ。(いや、まあ、そりゃそういう役なんだろうけど)。
ミス・ブロディの青春
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