『ポワゾン』

 アイリッシュ『暗闇へのワルツ』の映画化。ってーことで期待して観たんだけれど、これじゃあ以前の映画化の『暗くなるまでこの恋を』の方がいいなあ。

 とにかく展開がたるい!の一言に尽きる。もともとアイリッシュの作品って破綻してるのを雰囲気やサスペンスでカバーしてるのに、この映画にはそれがない分、もろに破綻が目立っている。しかも独自の展開をつけ加えたせいで原作以上に破綻しているという恐ろしさ。

 『明るい光へのワルツ』になっちゃってるのは映画ならではのご愛敬。
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