『パンと恋と夢』

 1953年のイタリア映画。古き良き恋愛コメディであります。

 ヒゲの署長さんがピーター・セラーズみたいでよろしい。しかも何だあの自転車は!? すごいぞ。電動自転車じゃん。ガソリン自転車? ほしい。


 貧乏な〈若い娘〉と〈女盛り〉の産婆さんに二心ある署長さん。〈若い娘〉に恋する署長の部下。田舎のことゆえ事件らしい事件も起きないから恋愛に精が出る? 留置場の利用法は、やきもち焼きのお嬢さんと痴話喧嘩した容疑で〈若い娘〉を逮捕、なのでした。遠く離れた二軒の家で同時にお産が始まれば、たった一人の産婆さんを村唯一の文明的な乗物ガソリン自転車に乗せて、何度も往復。これも仕事です。しかも道中 口説きっぱなし。


 ピーター・セラーズ原節子を口説いてるみたいで面白かった。
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