『散り行く花』(Broken Blossoms,1919,米)★★☆☆☆

 無声映画リリアン・ギッシュ主演。リチャード・バーセルメス

 かの「オッターモール氏の手」([bk1][amazon])の著者トマス・バークの短篇「シナ人と子供」([bk1][amazon])の映画化であります。そして主演はリリアン・ギッシュ

 無声映画ならではの映像美。ではあります。白黒とはいっても夜の戸外のシーンは青を基調にして、昼間や屋内とは区別しているんですね。こういうの初めて知りました。

 悲恋のようではあるのですが、原作がどうなっているのか気になります。というのも、これって実は阿片中毒者による犯罪じゃないですか(BSの翻訳字幕を読んでた限りでは)。チェンは仏の教えを広めに来ていたはずなんですけど。

 チェン青年の演技を美しいと感じるか不気味と感じるかで、この映画の評価も変わってくるでしょう。

 父親の暴力に怯える美しい少女はある日、中国人の若者と出会い、愛を知る。しかし、二人の関係は父親の知るところとなり…。
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