『PLUTO』1浦沢直樹×手塚治虫 ★★★★★

 スイスのロボットモンブラン殺害(事件)の現場には二本の角のようなものが残されていた。ドイツで起こった殺人事件――人間の痕跡がないその現場にも、同じような二本の角が……。二つの事件は同一犯によるものなのか!? そして殺人事件の犯人は、人間を殺すことができないはずのロボットなのか……?

 今さらながらですが、気づいた点などを。

 鉄腕アトム「地上最大のロボット」のリメイク。素晴らしい! ブラック・ジャックもゲスト出演。はたして〈ドクター・テンマ〉は登場するのか!? もし出てきたら二重のパロディ。ノース2号という昆虫+人間型ロボットを、いかに仮面ライダーに似せずに描くかという苦労が偲ばれる。

 すでに第二巻も出ているわけですが、二巻目と比べるとかなり原作に忠実です。『Monster』みたいな謎が謎を呼ぶ展開もいいのですが、こういうストレートな展開もほっとします。とはいえ、とにかく最後にすべての謎を回収してくれれば文句なし、です。
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PLUTO 1
浦沢 直樹著 / 手塚 治虫著 / 手塚 真監修
小学館 (2004.11)
ISBN : 4091874312
価格 : ¥550
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