特集は「不埒なプラチナ文庫本」水口克夫氏の装丁がよい。キムさん、温水洋一、ソニン、酒井若菜、片桐仁、三浦靖子、猫ひろし、水野晴郎、小島麻由美、喜国雅彦、他プチ・インタビュー。
その他、三浦しをんが選ぶボーイズラブ文庫。
気になる出版ニュースは乙一原案・本谷有希子脚本演出『密室彼女』上演。テレビでやるなりDVD発売されるなりしてほしい。
『ノーチラス号の冒険』のプチ特集が組まれていました。bk1の新刊案内で見かけた瞬間、面白そう!と思ったのだけれど、どうなのだろう? 「ノーチラス号」っていう名前に反応しただけのような気もするし。ジュヴナイルでもなければ文芸単行本でもない、どちらかといえば青年コミックぽい表紙に踏ん切りがつかない。
『終末のフール』刊行記念、伊坂幸太郎インタビュー。
『まほろ駅前多田便利軒』三浦しをん、『血と聖』坂東眞砂子インタビューも。
『針穴のパリ』田所美惠子は、新聞の書評欄で紹介されていたのを見てかっこよかったから気になっていた。新聞のようにすべて白黒の方がかっこいい。カラーページの中に白黒写真が掲載されるとこんなにも魅力が削がれちゃうんだな……といまさらな新発見。書籍自体は当然、すべて白黒でしょう。
一青窈×山本良一(前編)では環境問題について。興味のない他人の恋愛話ほどつまらないものはない(爆)と思っていたので、環境問題は久々にじっくり読んだ。穂村弘とか川上弘美とか吉田戦車とか、けっこう好きな人がゲストだったのになぁと改めて気づく。あまり印象になかった。
『安楽椅子探偵と笛吹家の一族』綾辻行人×有栖川有栖は『安楽椅子探偵』シリーズ最新作DVD。以前にクリスマスにやった『安楽椅子探偵の聖夜』は見たことがある。ミステリどうこうよりも、とてつもないダダスベリのギャグが痛々しくて辛かった。あれは原作の段階であったんだろうか。監督なり脚本なりの勇み足であってほしい。
「トロ・リサーチ」仕掛絵本。子ども向け、だと思ってました。子ども向けだけじゃない、って言われても、どうせブームに踊らされてるだけの大人が好きでもないのに買ってるんでしょ、と思ってました。いや、『アリス』とか見ちゃうと欲しくなりました。パラパラ式とかも。
「百年の誤読」舶来編は
『遠い声 遠い部屋』カポーティ、『裸者と死者』ノーマン・メイラー、『泥棒日記』ジュネ、『1984年』オーウェル、『ライオンと魔女』C・S・ルイス
CD&DVD新譜情報は小島麻由美『スウィンギン・キャラバン』、ピチカート・ファイヴ『pizzicato five we love you』、スピッツ『CYCLE HIT 1991-1997/1997-2005』
ほしのゆみ『奥さまはマリナーゼ』特集。紹介されてた実用ネタ、風呂洗浄剤『ミセル』が気になった。ゆみぞう×大島美幸・鈴木おさむ、ゆみぞう×松居一代対談。
『ミステリー・ダ・ヴィンチ』は浅見光彦。水谷豊も演じてたんだよねぇ。
『コミック・ダ・ヴィンチ』は、「呉智英とコミティアへ行こう」。呉氏と小田扉氏のツーショットが載ってた。みなもと太郎とか一本木蛮とか漫画家さんの写真が。
「絶対読んでトクする20冊」のメンバーが変わってしまった。豊崎由美も佳多山大地もいなくなってしまった。知ってる人は巽昌章くらい。惹かれる本もなかったな。少しずつ好みの書評家を見つけていこうと思います。
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