『ピーターとペーターの狭間で』青山南(ちくま文庫)★★★☆☆

 魅力的なタイトル。でも残念なことに中身は普通のエッセイでした。翻訳そのものについてではなく、翻訳をきっかけに日常を語るとか苦労話とかいうような。

 後半の「いまは早くも死語なれど」もそういうエッセイと翻訳豆知識が半々くらいか。

 二十年くらい前の本だし。『本の雑誌』に連載されていることから考えても翻訳者というよりは一般人向けに書かれている本でした。翻訳に役立つことを学ぼうと思って読んでも肩すかしを食います。
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ピーターとペーターの狭間で
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