なんていえばいいんだろう？ 待ちに待っていたMEGの新譜はダンス系一色のアルバムでした……。ライヴでは盛り上がるんだろうけどなー。ファースト以後のシングルでファンになった方なら文句なしのアルバムなんだろうけど、デビュー〜ファーストアルバム『room girl』みたいなのを期待すると見事にはぐらかされます。
ポニーキャニオンと解約して自主レーベルからリリースしてるってことは、こういうのが本人の本当にやりたいことなのかな〜。
ファーストを彷彿とさせるのは、かろうじてM1「intro」、M8「carpool」、M3「DAWN」くらいかな。「intro」がすごく好きです。MEG作詞作曲（って詞はないんだけどさ）。いや歌詞なしでここまで聴かせちゃうのってすごいかも。
ただ、ファーストみたいのを過度に期待しなければ全然いいんじゃないでしょうか。特にRemixのセンスよさは健在。M2「rockstar」がこんな曲に化けちゃうんですね。王道ポップス！って印象だったオリジナルが見事にダンス・ナンバーに化けちゃいました。
そして「光露」あたりを思わせる幻想的な最新シングルM3「DAWN」。
ダンス路線はここから始まった、１ｓｔ発売後第一弾シングルM4「Stereo04」。オリジナル・バージョンと比べると、MEGのボーカルが抑え気味なのがちと寂しい。しかもサビのリフレインだけなんですよね。「置きっぱなしのグラス on カウンター／注ぎ足したって too late 飲めないでしょ」の裏声になるところが好きだったんだけどな。ごりごりのダンス・ナンバーがアルバムの真ん中をビシッと引き締めてます。
M5「saigo no kotoba」は蔦谷好位置作曲なだけあって「rockstar」オリジナルと同じく王道ポップス！な曲です。こうして見ると贅沢なアルバムですね。この曲がシングルカットでも全然おかしくないよ。ちょっと声の出し方（歌い方？）を変えてますよね、この曲。すごく意外な感じがしました。何も知らずにラジオからかかってるのを聴いたら気づかないと思う。へぇ〜って意外な感じがしてすごい面白い曲でした。
で、今回のアルバムを象徴するようなMEG作詞作曲M6「lovelive」。ああ、M1みたいな曲が聴きたいよ。。。M1は短いイントロだけだってことを考えると、MEG作詞作曲は実質この曲だけ。めちゃくちゃ期待してたのになぁ。
M7が「DAWN」のカップリング「lovin’you」。ラスト・ナンバーM8が新曲「carpool」。こういうのがあるとほっとします。MEG嬢には悪いけど、こういう曲の方が声質にぴったりだと思うのです。
なんか、ほめてるんだかがっかりしてるんだかわからない文章になっちゃいましたが、期待してたのと違うっ(ﾟДﾟ;)という最初のショックから立ち直ると、きっとめちゃくちゃ好きなアルバムになるんじゃないかと思います。
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