今月号の特集は『100万回生きたねこ』/森見登美彦。
◆「悲しみを知った夜は『100万回生きたねこ』を読み返す」
名作も『ダ・ヴィンチ』にかかると途端に薄っぺらくなる。イラストレーターによる競演が◎。セキユリヲ、河井克夫、沢野ひとし、上大岡トメ、原マスミ、ほしよりこ、MAYA MAXX、松尾たいこ、ヨシエ。
◆「『怪談』の夕べ イベントレポート」
尾上菊之助や京極夏彦らが出席しているのだが、内容にはほとんど触れず、一ページを費やして観客が多かったとか充実のイベントだったとかいう、ほとんど個人日記である。
◆「新しくて懐かしい『電脳コイル』の世界」
最近はアニメファン以外にとっても評価の高いアニメが増えてきたのはうれしい限り。はたしてこれはどうなんだろう。
★「デジタル・ダ・ヴィンチ PDF関連ソフトはバラエティ」
お。フリーのPDF変換ツールが出ているのか。しかしPDFは進化がないな。「重い」「読みづらい」という最大の欠点をどうにかしてほしい。たまに、スペックが上がったから重さは以前ほど気にならないとかほざいているレポートがあるけれど、そういう問題じゃないだろう。使う企業の方も縦向きサイズはいい加減にやめればいいのに。
◆「乙女部部長」の挿絵ってタカノ綾だったんだ。
★「俺たちの森見登美彦大特集」★★★★★
すっげえ久しぶりにいい特集。でも森見登美彦って確か女の子の方がファン多いんだよね? 『江古田ちゃん』の瀧波ユカリとの対談も、しっかり噛み合ってます。
★「高原英理『神野悪五郎只今退散仕る』インタビュー」★★★★★
9月に『ゴシックハート』の続編登場です。期待。でも何か書影の装丁が趣味悪い。