毎月楽しみにしている古典新訳文庫だけど、初めて通読に挫折した。。。
フィリパ・ピアスやケストナーやモンゴメリみたいに、大人が読んでも面白い児童文学はいくらでもあるし、これまでの古典新訳文庫にもそういう作品がいくつかあったんだけども……。
確かに展開はゆるやかで、わくわくどきどきの物語ではない。メアリが〈秘密の庭〉に入るまでが長くて、そこまででゆうに児童文学一冊分くらいの長さがあったりもする。
でもなあ。結局のところ予定調和というか、なんだかんだ言っても優等生的な児童文学なんですよね。。。素人の俳優が必死で覚えたセリフを感情込めてしゃべっているみたいで退屈でした。わたしは『クオーレ』も駄目だったしな。お行儀のいいのが駄目なのでしょう。
『The Secret Garden』Frances Hodgson Burnett,1909年。
インドで両親を亡くしたメアリは、英国ヨークシャーの大きな屋敷に住む叔父に引きとられ、そこで病弱な従兄弟のコリン、動物と話ができるディコンに出会う。3人は長いあいだ誰も足を踏み入れたことのなかった「秘密の庭」を見つけ、その再生に熱中していくのだった。(裏表紙あらすじより)
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