『武器よさらば(上・下)』ヘミングウェイ/金原瑞人訳(光文社古典新訳文庫)★★★☆☆

 なにゆえヘミングウェイの訳を金原瑞人に? どう考えてもミスキャスティングなのでは……。

 ヤングアダルトヘミングウェイを読んでもらいたいってことなのかな。

 こういう癖のない文体で簡潔な文章を訳されると、ちょっと締まりがなくなっちゃうんだけどなぁ。。。まあヘミングウェイの元々の文章自体が色のない文体って言われりゃそうなんだろうけど。。。

 個人的には新潮文庫の訳でいいな。

 第一次世界大戦の北イタリア戦線。負傷兵運搬の任務に志願したアメリカの青年フレデリック・ヘンリーは、看護婦のキャサリン・バークリと出会う。初めは遊びのつもりだったフレデリック。しかし負傷して送られた病院で彼女と再会、二人は次第に深く愛し合っていくのだった……。(裏表紙あらすじより)
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