前巻の広告ページを見ると新キャラっぽいのが登場していたので、悪い予感を持っていたのだが杞憂に終わりました。
癖の強いキャラのわりには作品の雰囲気が壊れたり変化したりもせず、弥一のまた別の一面を明るみに出すのにも一役買っていたりします。そのうえ、彼が新たな火種を持ち込んできたおかげで、八木と弥一のあいだにはほとんど新展開がないにも関わらず、焦らされてるなんて思いを抱かずに作品世界にじっくり浸れるんですよね。
今回はご隠居さんの表情の変化が見どころでした。名優の演技を見ているみたいで、一コマで空気が変わるのがすごいです。
関係ないけど、オノ・ナツメって汗を滴型じゃなくて○型に描くことにいまさら気づきました。見慣れてないのでちょっと独特な感じがする。
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