大塚氏との対談は微妙に噛み合ってなかったり、そうかと思えば保阪氏は京極氏の発言に食いついていたりと、人それぞれで面白い。学者にしてもラフな人から、いかにも頭の固いアカデミズムっぽさを漂わせた人までさまざまで、相手の人間性を引き出すという意味において京極氏は実はものすごい対談上手なのではないだろうか。
妖怪好きだから読んだのだけれど、意外なことに人間観察の面白味もあった書物でした。
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『対談集 妖怪大談義』
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