『S-Fマガジン』か『ミステリマガジン』の大森望評を読んで、取りあえず「青春恋愛SF」というのに惹かれて購入。積ん読してるうちに山崎まどかブログのツッコミを読んで、わたしには素直には楽しめないタイプの作品かな、と思いつつ、今月に入ってようやく読了。
ああ。。。わたしにはツッコミながら読んで楽しむことすらできなかった。
恋愛小説というか、最初のうちはアメリカ家族小説っぽい。厳しい父と、体裁家の母、一家そろっての移動生活、とか。いやあでも肝心の「ぼく」が……だめんずですらないんです。もっとダメキャラ全開なら笑えたのに。(そもそも笑う話じゃないんだけどさ)
女の子が都合よすぎ、とか以前の問題でした。
でもSFというかミステリというか、びっくりするのが好きな人なら最後まで読めばむくわれます。
夏休暇をすごすため、政府高官の息子ドローヴは湊町パラークシを訪れ、宿屋の少女ブラウンアイズと念願の再会をはたす。粘流《グルーム》が到来し、戦争の影がしだいに町を覆いゆくなか、愛を深める少年と少女。だが壮大な機密計画がふたりを分かつ……少年の忘れえぬひと夏を描いた、SF史上屈指の青春恋愛小説、待望の完全新訳版。(カバー裏あらすじより)
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『ハローサマー、グッドバイ』
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