『うざい発明』アンディ・ライリー(青山出版社)

 自殺ウサギの著者による珍発明の数々。これは割と毒が薄くて、ふつうの一コマ漫画っぽいところがあります。

 そうはいっても。「どこでもポールダンス」なんて、なぜポールダンスなんだ?と考え出すと馬鹿馬鹿しいし。「4ウェイサッカー」「36ウェイサッカー」の積み重ねの面白さ+コメントの複合技があったり、単純に「バイキング物干し」の絵づらの馬鹿らしさとか、表紙の犬のかわいらしさとか。

 なかでもわたしは電卓がツボでした。この無意味さとシュールさとくだらなさとあっさりさが尾を引きます。

 「長距離エスカレーター小説」に採用されている小説もミソですね。どんだけ長いんだ(^_^;。
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