『ななめの音楽』(#4)「Ruins」川原由美子
いよいよ「ななめの音楽」に近づいて来ました。今ごろになってようやく、4話とも怪談風に描かれていることに気づきました。一話目は未来を占う機械、二話目は幽霊、三話目は実際にはいないお嬢様、そして今回は魔女。もちろんどれも合理的なオチがついているんですけれどね。特に二話目はオチ自体も含めて一つの作品になってました。
「世にも不思議な喫茶店」荻野順子
「初恋は?」「一堂零」に妙にウケた。
『百鬼夜行抄』「赤将軍到来」今市子
尾白と尾黒の住処争い再勃発。また人を祟るとか祟らないとか。青嵐の本体人型バージョンは久々の気がする。ちょっと詰め込みすぎ。
11月6日と12月4日に愛蔵版(「尾白と尾黒」「ベストセレクション」)が発売予定。
11月6日にコミック『シンカン』(仮)が発売予定。「震撼」? オール読み切りということなので、『ネムキ』の読み切りバージョンみたいな位置づけか? オガツカヅオ「よふさぎさま」、未知庵「肉」、川原由美子「バスタブで背泳ぎ」など掲載予定のようです。
『笹公人の念力短歌道場』(42)
「運命」と「運勢」はもともとは別の歌だったのを、漫画担当の日野小豆が連作にしたのかな? こういう組み合わせ方は面白い。
『未知庵の三時のお水』「ぽいぽい」
長ネギ好きの作者(^_^;。しかも店員さん、よく見たら裸にネクタイだ。。。_| ̄|○
『毒姫』三原ミツカズ
カイトが動き出す。ページ数が足りないため旧作も掲載。
『時間の歩き方』榎本ナリコ
脱走させようとしていたのは極悪犯罪者かと思いきや、小説家と編集者でした!?
『りんたとさじ』「駅の人」オガツカヅオ
扉絵が単行本の白黒バージョン。今回は比較的さじがおとなしい。その分ふつうの怪談っぽいし完成度も高い。でも鼻血の描き方がやっぱり独特です。
『悪霊退散大作戦』「爛熟」魚住かおる
「兄貴」登場。この人は無口なわけではないのだが吹き出しでしゃべらない。
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『ネムキ』2009年11月号
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