犬特集なので犬好きに媚びるようなところがあるのは仕方ない。。。吠えかかる、じゃれる、埋める/掘る、等々、それぞれ犬の習性がポイントになった作品ではあるんですが。来月号はクリスティ。
「ダイアモンド・ドッグ」ディック・ロクティ/満園真木訳(Diamond Dog,Dick Locthe,2005)
「冷たい天使」霞流一
「寝た犬を起こすな」ローリン・ベレンスン/府川由美恵訳(Sleeping Dogs Lie,Laurien Brenson,1998)
「デイジーと銀のクウェイク」アン・ペリー/五十嵐加奈子訳(Daisy and the Silver Quaich,Ann Perry,1998)
その他エッセイ、ガイドなど。
「迷宮解体新書27 深水黎一郎」
「私の本棚24 高城高」
「ついにDVD化『私立探偵フィリップ・マーロウ』」小鷹信光
「闘うベストテンリポート」
「虚実往還(7)」吉岡忍。
「ジョルジュ・シムノン 小説家と愛娘の異常な愛(最終回)」長島良三
「百羽の鳥を飼う家」エドワード・D・ホック/木村二郎訳(The House of a Hundred Birds,Edward D. Hoch,1982)
サイモン・アークもの。
「節目づくしのバウチャーコン」沢田安史
「独楽日記(第27回)お話病パンデミック」佐藤亜紀
ダメなゲームの何がダメなのかを快刀乱麻。
「誰が少年探偵団を殺そうと。」19 千野帽子「アンフェアであるがゆえの楽しみ。」
ボルヘス、カルヴィーノ、安部公房。前回のナボコフに続き、〈ミステリ〉好きにも好きな人が多そうなラインナップ。
『青光の街《ブルーライト・タウン》』(2)柴田よしき
「ミステリ・ヴォイス・UK」(第27回 デイン家の「顔」)松下祥子
前々号の小鷹発言を受けての「顔」解釈。十八世紀ヨーロッパでは観相学が大ブームで、当時の小説に顔の描写がやたらと増えたほどだった――というのを踏まえて。
「トーキョー・ミステリ・スクール(3)『十二人の怒れる男』」石上三登志
「お茶の間TV劇場(19)」千葉豹一郎
「書評など」
◆小山正氏紹介のDVD『変態島』は、タイトルがあれだけど、「幻想的な映像美」てところがちと気になります。前作『変態村』も「変態の極み」ながら「映像処理が凝っている」らしい。
◆コッパード『天来の美酒/消えちゃった』、ヘレン・マクロイ『殺す者と殺される者』のほか、「e」が使われていない翻訳困難な奇書ジョルジュ・ペレック『煙滅』の邦訳。
「旅人本の虫レベ(27)」レベッカ・スーター
「顔のない女(3)電気男と液体男」高橋葉介
『七人の名探偵のための事件』(1)芦辺拓
「ヴィンテージ作家の軌跡(83)」直井明
「紙の砦の木鐸たちの系譜(19)」井家上隆幸
「仁賀克雄のできるまで(11)」
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