『ツバメ号とアマゾン号』(上・下)アーサー・ランサム/岩田欣一・神宮輝夫訳(岩波少年文庫)★★★☆☆

 『Swallows and Amazons』Arthur Ransom,1930年。

 うらやましいなあ。

 ほんものの島や大人まで巻き込んだ、ごっこ遊び。

 危険な冒険なんてありません。敵なんていません。ときどきおかあさんのところに帰れます。

 でも――。遊具のない遊園地で遊べと言われて、存分に楽しむことができるかどうか? 多分わたしにはできません。

 ごっこ遊びだからといって、ぬるいわけじゃない。持てる力のすべてを使って全力で遊びまくるには、知力も気力も体力も想像力も必要なのです。

 ジョンたち4人きょうだいは、夏休みに帆船ツバメ号で湖の無人島探険に出かけた。島での作戦会議中に、突然ぴゅっと飛んできた緑の羽の矢。海賊船アマゾン号の挑戦だ。amazonデータベースより)

 ツバメ号とアマゾン号 『ツバメ号とアマゾン号


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