「GW-7R/7G/7W」(創和 SOWA)速度調整機能付 ダブルCDラジカセ ★★★☆☆

 いまさらのラジカセですが――。

 語学の勉強をしていると、レベルに合わせて速度を調整したい、と思うときがあります。わからないときは遅くしたり、慣れるために早めたり。

 ところが語学教材の音声付録というのは、いまのところはまだCDが主流です。別メディアに変換すれば速度調節は簡単なのですが、やはり一枚一枚そういう作業をするのはちょっとめんどうくさい。

 ――と思っていたときに見つけたのがこのCDラジカセでした。専門器材以外では珍しい、速度調整機能のついたCDラジカセ。CD部とカセット部で速度調整ができます。専門器と比べれば、値段も一万円とまあまあ。

 さっそく購入してみてしばらく使ってみたところ――。

 1.音質は悪い。「よくない」というレベルではなく極悪でしたが、わたしは語学用に入手したのでその点は問題ありません。

 2.さて、肝心の速度調整機能です。プラマイ10%ずつということで、欲を言えばもうちょっと幅がほしいですが、まあ実用の範囲でしょう。元がお手本用の丁寧な音声だと、マイナス10%だともっさりしゃべっている感じ、プラス10%だとちょっと早口くらい。元が普通の会話レベルだと、マイナス10%で「落ち着いてしゃべらなきゃ」って自覚しながらしゃべっているくらいの感じ、プラス10%でかなり本気の早口言葉くらいです。

 3.「選曲(戻・進)」ボタンと「巻戻し・早送り」ボタンが一緒で、選曲のときは一回ポチッ、巻き戻しのときには長押しするのですが、ボタンが固いのでちょっと操作しづらいです。

 4.あと、リモコンなどもないので、第30課あたりを聞きたいときにはひたすらボタンを押すことになります。1→90→89……と逆戻りはできるので、後半の課は楽です。真ん中あたりが大変。

 5.液晶画面には曲番号しか表示されません。分数などは無し。つまり巻き戻しのタイミングは操作する人間の勘にゆだねられています。

 6.音量つまみ以外、ラジオの選局ダイヤル・選局帯、CDの操作部、カセットの操作部はすべて別。まどろっこしい気もしますが、ホームページではカラオケ練習用としても紹介されていたし、おじいちゃんおばあちゃんにはこの方がわかりやすそうです。

 7.電源コードと電池、どちらも可。

 8.CD部のフタが45度くらいしか開かず、しかも底が深いので、ディスクの出し入れがしづらい。

 9.カセット部は一度も使用していないのでわかりません。
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