ハーン作品の原拠も収録。幕末明治の実話怪談百物語会。
資料的価値・歴史的価値は高いのでしょうが、大半が幽霊譚なので多様性がなくて一本調子です。ほかに「実は怪異ではなかった話」「残酷譚や奇談」「化物の出てくる話」がいくつか。
10・12・14は手の怪。特に10は怖かった。15は船に現れた幽霊の話。幽霊と言っても因果は薄く、禍々しい化物のよう。17は蛇の祟り。19は鍋のなかの頭。20はのっぺらぼうの話。盲人VSのっぺらぼう。31は火の玉の話。34はむじなが殺生なことになってる話。27は部落の話のため自粛割愛されるものの、近代デジタルライブラリーで閲覧可。
『幕末明治百物語』
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