『百鬼夜行抄』「若水取り」今市子
――着物を誂えに、おじいちゃんも世話になっていた店に向かった律。店の職人は若い兄妹だった。兄に鬼が憑いているのが見えたが、放っておくべきなのか――？。
久々に司が大きく登場。それ自体が伏線でありました。若水取りを絡める理由がよくわからなかった。
『悪霊退散大作戦』「イノセント☆ドール」魚住かおる
――中学生のころ光成の自宅にあったフランス人形。なぜかそれが巡り巡ってみちるがお祓いすることに。あわてて引き継ごうとする光成だったが、時すでに遅し……武衛の魔の手が――。
新キャラ（？）登場。ネーミングセンスがあるなあ。
『謎のあの店』松本英子
――「立岩バーガー自動販売機？」「ＤＶＤホットケーキ」。怪しげな手動の自動販売機だらけのそのお店……。
人生楽しんでるなあ。
『ななめの音楽』「最終回」「#11 Angels Over Leaden Beyond - New Figure」
――レスキュースーツのおかげで軽傷で済んだこゆるだが、心は依然としてうわの空だった。わたしには羽根がない――。こゆるの身を案じ、身体に危険な負荷が掛かるほどの猛スピードで帰還する光子。
なんだろうこれ。どういうことなのかわからんぞ。。。困ったな。
『未知庵の三時のお水』「気になる彼女」未知庵
――「あ！ 元気だった？」「え？ あっ はい……」「じゃあ！」「だ……誰だ…？ あんな美人、忘れるわけねーんだけど」
そうか、思い出すにはそれが一番（？）
『りんたとさじ』「居る人」オガツカヅオ
――りんたとさじはプールでデート……のはずだったのだが、カゴメの依頼が――失踪した娘を捜すため「念触」を試みるので、二人が立会人になることに。「てい」の念触が始まった……。
りんたとさじ、復活です。全篇、水で覆われた作品でした。ますますサジが霊感体質になってゆきますね。んー、今回はちょっと、『りんたとさじ』独特のクセがなかったです。
「黒羽の竜」深水チロリ
――子どものころに射損じた竜を追い続ける狩人。不治の病を癒すため竜の生き血にすがる姫君。利害は一致した……かに見えるが――。
ファンシーな絵に油断させられますが、この人は作風の幅が広い。幻想からファンタジーからシリアスからコミカルまで。和洋折衷のデザインや、つぶらゆえに無表情で壊れてる姫君、切り絵のような竜など、絵的な面白さが詰まってます。
「お屋敷の料理人」小林ミツツグ
――人里離れたお屋敷に、館の主とメイド、そして素性怪しい料理人が住んでおりました。
これも可愛い感じの絵に似合わず、テンポよくギャグが繰り出されるギャグ漫画。このノリのよさは好きです。
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『ネムキ』2011年1月号
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