『月刊アフタヌーン』2011年11月号

 読み切り市川春子「三枝先生」、鶴田謙二「冒険エレキテ島」目当てで購入。

「三枝先生」市川春子
 第二短篇集には未収録の新作。保健室の三枝先生は生徒の人気者。保険委員長の貝阿弥がいつもお供をしていた……。基本、人外のものが出てくるのが市川作品ですが、今回は定番の方々です。マイペースな二人のやりとりに秘められた、人外の孤独。

「冒険エレキテ島」鶴田謙二
 太平洋を周回する浮島エレキテ島を探し続ける御蔵みくら……。10月21日に『冒険エレキテ島』第一巻発売予定。まずはめでたし。

無限の住人 205 墨守(其の一)」沙村広明
 主役の万次を久々に見ました。いよいよクライマックスで万次の歯が立たないのがシャルルマーニュ髭のごついおっさんというのは渋い。

「放課後のSとM」藤嶋マル
 「宇宙の恋人」で四季賞を受賞した著者の本誌デビュー。普通じゃない恋愛ものが得意なのかな。無抵抗でへらへら笑っているいじめられっ子の真木に、カチンと来て殴りかかったら、きゅーんんとなってしまった澤ちゃん。

今日のユイコさん秀河憲伸
 こちらも四季賞受賞者の本誌デビュー作。これはコテコテ王道のラブコメです。素直になれないカップルの話。
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