『GUNSLINGER GIRL』最終話(『電撃大王』2012年11月号)

 GUNSLINGER GIRLが第100話をもって最終回を迎えました。タイトルは「希望」。

 長い長いエピローグもこれにて終了。あれから数年後が描かれた、ほんとうのエピローグです。でも「その後」が描かれていない人たちがまだまだいます。クラエスはそれまでどおりの生活を送り続けたのでしょうか。公社の課員たちは誰が残り誰が去ったのでしょう(フェッロが実戦てことは、推して知るべし……?)。逃亡したアシクについてサンドロが思わせぶりなことを言っていたのですが結局そのまま。ペトラとサンドロではなく、ペトラが故郷に残してきたもののフォローで終わってしまいました。リコは前話では前線に復帰、最終話では(恐らく寿命で)もうこの世にはいませんでした。

 トリエラのエピソードは正直「ハルトマンの手紙」で完結したと思っていたのですが、作者はもっとはっきりとした形で「希望」を描きたかったようです。個人的には、未来や希望は「かもしれない」に留めておいてほしかった。ここまで具体的に描かれてしまうと、もう続きはないんだ、と宣言されているようで寂しい思いがしました。

 


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