『ひとりぼっちの地球侵略(1)』小川麻衣子(小学館)、『ゴーグル』豊田徹也(講談社)、『バター!!!(5)』ヤマシタトモコ(講談社)、『おおきく振りかぶって(20)』ひぐちアサ(講談社)

『ひとりぼっちの地球侵略』は、地球侵略に来た一人の少女と、地球人の男の子が、他の星の宇宙人から地球を守るために「一緒に地球を侵略する」という、絵に描いたような男の子に都合の良い美少女ファンタジーで、心理描写も言葉足らずなところが多々あるのですが、「秘密基地」のビジュアルに代表されるようなセンスが随所に光る作品でした。

『ゴーグル』は、『アンダーカレント』『珈琲時間』の豊田徹也による短篇集。現在までの短篇がすべて収録されています。「スライダー」「ミスター・ボージャングル」「ゴーグル」「古書月の屋買取行」「海を見に行く」「とんかつ」の六篇。本誌で先に読んでいた「海を見に行く」(「ゴーグル」前日譚)でしたが、「ゴーグル」を読むとあの笑顔がよりいっそう感動的ですね。「ミスター・ボージャングル」が一番きれいにまとまっていました。

BUTTER!!!。第5巻は、マイペースな二宮先輩がついにやる気を見せる篇です。この漫画を気にし始めたのは、番外編の「一瞬で」からだったので、二宮・高岡編がやっぱり面白い。

おおきく振りかぶって。遠征練習試合篇。

   


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