『ゲッサン』2013年1月号

 『ひとりぼっちの地球侵略』小川麻衣子の読み切り「ショートカット」が掲載されているので購入。
 

『VANILLA FICTION』Chapter05 大須賀めぐみ
 死なない男・太宰と、それに巻き込まれた小説家、の話らしい。前回までのあらすじがないからよくわからない。

『あやしや』10「商人挽歌」坂ノ睦
 鬼に憑かれた少年が、仲間とともに。

『ちろり』19「花疲れ」小山愛子
 熱を出したマダムのために町を駆けまわるちろり。舞台は明治なのかな、和装の喫茶店

『ひとりぼっちの地球侵略』10「北方よりの使者」小川麻衣子
 新キャラ登場。宇宙人ハンターっぽい転校生。表情豊かな広瀬くんと先輩の無表情の対比が可笑しいカラーページ。

アオイホノオ』55 島本和彦
 けっこう真面目な作品なのかな。焔燃の筆アニメ完成。上映発表会では特撮ウルトラマンがウケて燃ピンチ。

 広告に望月峯太郎ちいさこべえが載っていた。山本周五郎原作。イマイチ実力が空回りしている感のある望月峯太郎だけれど、新作はやはり気になってしまいます。
 

『月曜日は2限から』1限目「縁の結び方」斉藤ゆう
 新人さんの新連載。校則の厳しい学校で不良少女になつかれてしまった高校生の日常を描く四コマ。最初はベタだなぁと思っていたのですが、だんだん味が出てきます。

『アサギロ 浅葱狼』46「山守の使い」ヒラマツ・ミノル
 新撰組(以前)もの。剣道教授見習就任の内定を取り消され、理由を聞きに詰め寄る近藤勇たち。

「ワゴン」中原開平
 新人さんの読み切り。武器などアブナいものの取引をいやいや続けているミス・リン。今度の相手はマフィアのボス。商品は銃。リンを甘く見て脅しをかけるボスだったが……。 騙し合い化かし合いの室内劇に、イヤイヤだけど強気で有能なリンさんという冷静だったり熱かったりするキャラが起伏を与えていました。

「ショートカット」小川麻衣子
 寝坊して爆発頭で登校した男の子。そんなときすれ違ったのは、正月の縁日でからかった彼女……。 ちょっとドキッとするというか、ぎょっとするというか。捨て身(?)の攻撃は、してやったり、でしょうか。

『6のトリガー』12「Like A Rolling Stone」TALI
 殺し屋のペンギンとその弟アシカ。アシカと行動を共にする蘭丸。アシカがかつて狙撃した男ツバメが目の前に――。 あらすじを読むかぎりだと主人公はツバメのほうなのでしょう? アシカたちの話が読みたいなあ。

ハレルヤオーバードライブ』44「If I fall」高田康太郎
 「敵・戸川澄直との勝負。やり切った。すべてを出し切った。でも………」バンドもの。8巻も出ているだけあって面白そう。

「ばさらか! 吹部マーチ」きゅっきゅぽん
 ゲッサン新人賞準グランプリ作品。これだけ個性的な絵は連載ではなく新人だからこそ描ける特権。

『時坂さんは僕と地球に厳しすぎる』16「SNOW WALKER 2998」田中ほさな
 環境保護の行きすぎた未来の地球を救うために環境破壊するという発想の面白い作品。最近のラノベみたいなタイトルが何だかな。

『Bloody Rose』2「Devil」梅内創太
 吸血鬼もの。人殺しまくりのキンバリーと、吸血鬼であることから距離を取りたいレイバン。生き血を吸うだけでなく、生気を吹き込むという能力が新鮮。耽美な絵柄は趣味ではありませんが。

ここが噂のエル・パラシオ』44「最後の試合」あおやぎ孝夫
 圧倒的すぎる強さを誇るがゆえにリングを追われた蘭花。そんな蘭花の過去を聞いた皆は――。今月号を読むかぎりではけっこう正統派のスポーツものっぽいのですが、あらすじにはコメディーって書いてありますね。

  


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