IRAにスパイを送り込む仕事をしていた元ロンドン警視庁刑事を取材に訪れた日本人ジャーナリスト。元スパイと元刑事との感動の再会を目論んでいたのだが、復讐者を元刑事のもとに招き寄せる結果となってしまった。元刑事はキートンにある依頼を……。
国際政治にサバイバル知識に聖書ネタ、と、いよいよマスターキートンらしくなってきました。キートンといえばアイルランド問題。連載終了から二十年経っても、否まだ二十年しか経っていない今もアクチュアルなままです。太助の息子?太作も登場。「一緒に散歩すれば、お互い認め合いますよ」すべてがこんなに簡単だったらいいのに。