『GUNSLINGER GIRL』(15)相田裕(電撃コミックス)、『げんしけん 二代目の四』(13)木尾士目(講談社アフタヌーンコミックス)

ガンスリンガーガール』15
 ついに最終巻。戦いの最後を飾るのはクラエス。そして長いエピローグ。最後の数話は雑誌で読んでいましたが、単行本では公社と義体のその後が追加されました。初登場で「誰の言葉?」「『私の言葉』さ」という名言を口にして以来クラエスは常にかっこよかった。昔の記憶が甦ることの意味を、クラエスたちは知っていたのだっけ。少なくとも読者はその意味を知っているだけに、クラエスの最後の台詞はしんみりすると同時に悲しすぎます。

げんしけん』13
 何か月か前に雑誌でたまたま斑目先輩の○○の回(第14巻収録らしい)を読んで、それまではスルーしていた『げんしけん』を第一巻から読んでみて、サークル活動と学生生活のいいところだけを抽出して凝縮したような居心地のいい空気にはまりました。13巻はほぼ学園祭ということで、OB・OGたちの現役時代の話も出てくるので、通読するにはちょうどいいタイミングでした。第79話の扉絵は見るだけで泣けてきます。

  


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