『東西ミステリーベスト100』週刊文春臨時増刊1月4日号

 何気なく購入したところ、北村薫折原一の対談と、前回ベスト100時の瀬戸川猛資の座談会が掲載されていました。前回の「あらすじ」「うんちく」のどれを北村氏と折原氏が書いたのかが明らかにされています。あと瀬戸川氏がどれを書いたのかも、後輩がいくつか推測してます。

 内藤陳氏が鮎川哲也好きって意外すぎる。「シャーロックはいいがシャーロッキアンは嫌い」とはけだし名言です。

 ベスト100はそれとして。

「密室殺人における超絶的なトリックを描いた」深見真『戦う少女と残酷な少年』、「剣と魔法の世界を舞台に「あるミステリ的趣向」を大胆に起用し騎士の悲しい愛を描いた」貴子潤一『12月のベロニカ、「魔術師が実在する世界で不可能犯罪の数々を披露した」久住四季トリックスターズ」シリーズなどのラノベ

 山崎まどかが紹介する「乙女ミステリ」クリスチアナ・ブランド『猫とねずみ』や、豊崎由美紹介の世界文学、などが気になったところです。

 


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