何気なく購入したところ、北村薫と折原一の対談と、前回ベスト100時の瀬戸川猛資の座談会が掲載されていました。前回の「あらすじ」「うんちく」のどれを北村氏と折原氏が書いたのかが明らかにされています。あと瀬戸川氏がどれを書いたのかも、後輩がいくつか推測してます。
内藤陳氏が鮎川哲也好きって意外すぎる。「シャーロックはいいがシャーロッキアンは嫌い」とはけだし名言です。
ベスト100はそれとして。
「密室殺人における超絶的なトリックを描いた」深見真『戦う少女と残酷な少年』、「剣と魔法の世界を舞台に「あるミステリ的趣向」を大胆に起用し騎士の悲しい愛を描いた」貴子潤一『12月のベロニカ』、「魔術師が実在する世界で不可能犯罪の数々を披露した」久住四季「トリックスターズ」シリーズなどのラノベ、
山崎まどかが紹介する「乙女ミステリ」クリスチアナ・ブランド『猫とねずみ』や、豊崎由美紹介の世界文学、などが気になったところです。