『キン肉マン』48、『未知庵の1 三時のお水』

キン肉マン』(48)ゆでたまご集英社JUMP COMICS)
 プラネットマンの身体が人間らしい身体つきになってしまいました。胴体と腰が完全に人体型で、丸い惑星型ではありません。かっこよくなったような、プラネットではなくなってしまったような……。それにしても技のバリエーションが豊富ですね。そして次の悪魔騎士はサンシャイン。こちらも目が笑っていることが多いデザインにモデルチェンジ。それにしても悪魔騎士たちはみんな律儀に「○○地獄」をやってくれるので、旧作のファンには嬉しいところです。しかしそうなるとザ・ニンジャとアシュラマン焦熱地獄と竜巻地獄かあ。。。却って技の幅が狭まってしまいそうです。

『未知庵の1 三時のお水』未知庵(朝日新聞出版Nemuki+コミックス)
 『ネムキ』に連載されていた異能・異次元の漫画が初単行本化です。まとめて読むのはもったいない。いくら異才とはいえ「慣れ」は天敵です。それと、雑誌掲載時の煽り文がツッコミの役を果たしていたんだなあと再認識。表紙に載ってるパーカーのあんちゃんがフツー過ぎて逆に目立ちます(^^;。誰かと思ったら、お客さんでした。「カエル」の妹の頭巾や、「こうたさん」の菜っぱ頭ママなど、あからさまなギャグキャラとは別に、ギャグ漫画としては美形も描けることが強みです。「息ぬき」や「美少女」なんてのはまさにそれがギャグに直結してます。細かい笑いも著者の特徴で、「あぁ〜」で寝ている母親の枕元にある猫じゃらしとか、「カエル」の学校の「今日までニコニコ童顔」という意味不明な標語とか、「ブラックキャンディ」の落下途中の殺人現場とか、短いのにじっくり読み込める作品です。

  


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