「“一生忘れられない”名作童話」という惹句にひかれて購入。挿し絵は「ほのぼの君」の作者です。
ビスクというのはビールににているけれどアルコールではない。リンタがらいむぎばたけで出会った金色のライオンは、ホップを入れたビスクを一杯ほしがった。博士が発明した赤い薬を飲んで人の言葉が理解できるようになったライオン。だがしゃべるライオンのことなど誰も信じてはくれなかった。が、リンタが兄姉と歩いていると、赤い車に乗ったライオンが通りかかった。
すれた大人には感動を覚えることはできなかったけれど、「ふつうのライオンになったら、けものを、たべるんだろう?」という最後の説教臭いところにほろりと来てしまいました。
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