「ミステリが読みたい!2016年版」
アンケート結果発表。海外一位は『ありふれた祈り』、国内一位は『王とサーカス』。ランキング上位を見るかぎり、東京創元社ががんばってます。
「迷宮解体新書(90) 清水杜氏彦」村上貴史
『うそつき、うそつき』で第5回アガサ・クリスティー賞を受賞した方。インタビューを読むかぎりでは意識的で面白そうな作家なのに、首に嘘発見器をつけられた管理社会という設定がつまらなそうなので、読みたいような読みたくないような。SFマガジンみたいに抜粋だけでも掲載してくれればいいのに。
「「パブ・シャーロック・ホームズの帰還」トークショー 誌上再現」日暮雅通×堺三保、日暮雅通×平岡敦
『機龍警察 狼眼殺手』(1)月村了衛
新連載。長篇なので溜まってから読もうと思います。
『ジャック・リッチーのびっくりパレード』が来年1月にポケミスから発売予定。
「書評など」
島田荘司『新しい十五匹のネズミのフライ』は、サブタイトル「ジョン・H・ワトソンの冒険」からわかるとおりのホームズ・パロディ。セサル・アイラ『文学会議』は、クレスト・ブックスらしからぬ表紙が、ハチャメチャな内容を物語っているようです。
『小鷹信光マガジン』第2号