『Nemuki+ ネムキプラス』2016年3月号(オガツカヅオほか)

「謎のあの店」松本英子
 オーダーメイドのノート屋さん。ユポ紙のノートが欲しい。。。

百鬼夜行抄』112「満願成就の月」今市子
 定期預金の満期が近づいていることを伝えに来た銀行員の河井さんは、八重子の茶道教室の生徒でもあった。二十八回目のお見合いでもふられ、まったくついてない。どうやら自分は何かの「約束」をしているらしい。。。

 律も蝸牛が残したものに守られたり巻き込まれたりしていますが、今回は蝸牛のお弟子さん(?)が残してしまった契約に、その弟子の孫である河井さんが巻き込まれてしまいました。ばけものと契約してはならない……この漫画では痛いほど言われてきたことでした。三船さんと安西さんの対立がよくわかりませんが、それ以外は最近のエピソードにしてはわかりやすい話でした。
 

『ことなかれ』1「呼び寄せ」オガツカヅオ画/星野茂樹原作 ――何をしてもそのビルの壁にある人の顔のようなシミは取れなかった。清掃員の心筋梗塞死、相次ぐ関係者の失踪……ビルのオーナーは市に新設された「ことなかれ課」に相談。家持チーフと大西課長は、霊感のある主婦・明日香に現場を見てもらった……。

 新連載。オガツカヅオのよさは絵ではなく「味の人」や〈鼻血〉のような摩訶不思議なセンスにあると思っていたので、原作付きには不安6割、期待4割。『りんたとさじ』のカゴメを、市役所と『いついたるねん』の明日香に置き換えたような設定です。「ギッ ギッ」の擬音の使い方に何とも言えない不快感(誉め言葉)を覚えました。
 

「こんな私がスリランカでゲストハウス!?」東條さち子
 読み切りじゃなく連載だったのか。しかも過去話ではなく現在もゲストハウスを造っている最中なのか。。。土地の名義に対するスリランカ人の感覚が素敵すぎます。

「未知庵のきなこ体操 ブラジャー」
 タイトル通りの話だというのが未知庵のすごいところです。

  


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