『げんしけん 二代目』127「げんしけん二代目」木尾士目
――朽木の卒業式、2年生のいなくなるげんしけんの、次の会長は……。
最終回。盛り上がりも何もなく終わりました。斑目先輩も出番なし。二代目のメンバーが主役(?)の回でした。本誌掲載作家陣によるお祝いイラスト小冊子つき。岩明均と高橋ツトムの斑目先輩が面白すぎる(^^!。榎本俊二のイラストも斑目先輩かと思ったら、ダイエットしたあの人でした。
『ソフトメタル・ヴァンパイア』1「I am a Rookie.」遠藤浩輝
――元素を自在に操り人の血を栄養とする〈ヴァンピール〉が支配する世界。16歳の誕生日を迎えたミイカの許に、変態が現れた――と思った矢先、……。
新連載。『EDEN』『オールラウンダ廻』の著者による連載開始です。そこがどのような世界なのかという細かい説明は後回しにして、とにかく目まぐるしく事件が起こり続けるので、これは続きが気にならざるを得ません。
『あやつき』2「姦業の件」寺田亜太朗
――「女が一人、辱めののち殺められる」。被害者に怖い思いもさせず、犯人も逮捕できるような、都合のいい案はあるのか――。
それぞれの能力の詳細が少しずつより明らかになり、まだ発展途上の能力を用いて難問に挑みます。今回は学校内の様子も描かれていました。
『ライフ2 ギバーテイカー』3「悪魔」すえのぶけいこ
――スーパー副店長強盗殺人事件の被疑者を追いかけていた倉澤樹は、貴志ルオトの痕跡を目にする。
すでに全面対決の用意は整いました。今後は「連続」ではない殺人と独り戦ってゆくことになるのでしょうか。
『ヴィンランド・サガ』131「バルト海戦役7」幸村誠
――反フローキ派の頭ヴァグンから、アシュラッドに命じて父トールズを殺させたのはフローキだと聞き、トルフィンは一瞬、我を忘れそうになる。
今後どういう方向に向かうのか、まるでわかりませんね。おそらくレイフたちとは離ればなれにならずに、ギリシアには向かうのでしょうが。
『発症区』8「難易度1」いとまん
――熱くなる安田とは対照的に、余裕の暮井。その攻撃は「まだ難易度1」だという。一方、包囲されている送り屋たちは六菱の兵士たちを着実に殺していた。
暮井は意図してかせずしてか、安田が能力的にも成長しそうです。一方の送り屋たちは地味ながらも知恵を絞って籠城戦、余裕ぶっこいている若菜にはおそらくそれだけの力があるのでしょうが……。
『おおきく振りかぶって』133「4市大会 4」ひぐちアサ
――佐倉にソロホームランを打たれ、なおも5番の石浪。前回の対戦時にはいなかった選手だ。
著者の産休により、しばらく休載。次回は2017年7月号の予定だそうです。
『聖域コンシェルジェ』2「デート・デート・デート」鈴木ミニラ
――ついに泉さんとデートをする充。ミルフィが心配で様子を見ていると、案の定、充はてんぱっていた。
ツッコミのバリエーションと、取りあえず話が進んでゆく謎のテンポが相変わらずいい味を出しています。前回に引き続き五七五、台詞のパンチ、お手紙つながりで羊のパペット
「青々」桃井ゆづき
――気にもたれて煙草を吸っている男ケンゴ。そこはペットの墓だと怒る少女ヒトミ。二人の不思議な交流が始まった。ケンゴの妻が過労で倒れ、ケンゴが一人で赤ん坊の世話をすることに……。
四季賞2016夏、高橋ツトム特別賞受賞作。小ぎれいにまとまった作品だな、と思ったら、二十歳の作品なのは驚きです。