『ファンタスティック・プラネット』(La Planète sauvage,1973,仏・チェコ)★★★☆☆

 ルネ・ラルー監督。ステファン・ウル原作。

 フランスのSF作家ステファン・ウル作品のアニメ映画化。

 古い作品なので当然、内容・絵柄・テーマ曲に古さを感じさせるものの、ドラーグ人の星に棲息する各種生物の描写はいま見ても面白い。静止画であればそれこそボッシュっぽいのですが、それが動いているだけで見違え、見たことのない光景に興奮します。『火の鳥』宇宙編ぽくもあります。

 地球人に似たオム族は青い巨人ドラーグ族のもとで迫害されていた。ドラーグ人知事の娘ティバにペットとして飼われたテールは、ティバの学習用ヘッドフォンを聴いて知識を蓄えた。ヘッドフォンとともに逃げ出したあと、廃墟に隠れ住んでいたオム族たちと合流し、人間狩りを逃れたあと、隣星への脱出とドラーグ族への叛乱を試みる……。

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