「ワンダンス」01「湾田さんのダンス」珈琲
――吃音症の小谷花木(カボ)は周りに流されるようにバスケ部に入ろうと思っていた。ふと見かけた美少女がダンスをしているのを見て虜になってしまう。
新連載。これまでの作品とはちょっと違うタイプのキャラが主人公です。巻末の「もうしませんから。」で著者自身が話しているように、迫力のあるダンスシーンが見所です。
ショック。2/22発売の『ダレカノセカイ』第2巻は電子版のみだそうです。『シンギュラリティは雲をつかむ』の最終刊でもやらかしたし、講談社の編集は計画性がないのかな。。。
「スキップとローファー」6「ピリピリの友達」高松美咲
――志摩くんを演劇部に入部させようとする兼近先輩から、みつみは志摩くんの過去を知る。本人が黙っているということは人に知られたくないのではと悩むみつみ。
第1巻が発売されました。みつみの天然と志摩くんの淡々としたツッコミも面白いのですが、本音を話し合える関係なって距離がさらに縮まったようです。
「フィーンド」ショウ
――戦時中に禁術によって作られた魔物「フィーンド」はなぜか姿を消した。村に住むマナは、フィーンドが姿を消したのは戦うのが嫌になったからだと断言し、おかみさんたちの失笑を買っていた。そんなころ、先の戦争の傭兵たちが略奪を繰り返していた……。
四季賞2018冬のコンテスト四季大賞受賞作。内容もありきたりだし、絵と内容がミスマッチだし、総評にあるように「続きが読みたい」と思うこともなかったし、魅力がまったくわかりませんでした。
『ハコヅメ』5 泰三子(講談社モーニングKC)
藤部長の天敵(先輩)や元カレも登場したり、風邪を引いたり、いつもの傍若無人な藤部長とは違う顔が見られます。ウザい敷根が職質でクレームを受けたり、暴れるおばちゃん相手に源部長がやっぱりポンコツだったり、いつもと変わらない安心感も。職質や用語など真面目な話題もありました。「分家?の人」という表現がツボでした。「本家」の対と考えれば確かに分家ですよね。
『スキップとローファー』1 高松美咲(講談社アフタヌーンKC)
『カナリアたちの舟』の著者によるコメディです。デビュー作のSFから打って変わってのコメディですが、どうやら著者は笑いのセンスの方があるみたいです。本誌のキャッチコピー「天然インフルエンサー」や、P.161の「みつみちゃんといたらなんか和むし」という表現がぴったりでした。官僚になるため石川県の田舎町から東京の進学校に出てきた真面目な天然少女の、空回り気味の日常が楽しい。
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