『ミステリマガジン』2020年3月号No.739【シャーロック・ホームズは何度でも蘇る】

 BBC『シャーロック』他のリブート・ホームズものにあやかって調子の乗って月9でも『シャーロック』ドラマを放映していた関係からか、またもやホームズ特集ですが、さすがにネタ切れ感は否めません。

 創作は黒谷知也の書店員ホームズものの漫画、北原尚彦、高殿円によるいつものやつ、五代ゆう、ゾーイ・シャープ、井上雅彦による二次創作と、ドイル「三人の学生」。

「変な人 変な本~シャーロッキアンにまつわるあれこれ対談~」日暮雅通×北原尚彦
 ホームズ・コレクターのコレクションの話を延々とされても……。

「迷宮解体新書(114)山口雅也」村上貴史
 

「書評など」
マイクル・イネス『陰謀の島』が出ていました。相変わらず変な話のようで、「あまりに常軌を逸しているため、何が起きているのか理解でき」なかったそうです。

ギヨーム・ミュッソ『パリのアパルトマン』は、あらすじ自体にはさして魅力を感じなかったのですが、「ため息が漏れるような展開と描写」「頁を閉じ終えた後に残る余韻」というコメントには興味を惹かれます。

折輝真透『それ以上でも、それ以下でもない』は第9回アガサ・クリスティー賞受賞作。第二次大戦下のフランスが舞台のフーダニット。
 

「機龍警察 白骨街道(1)」月村了衛
 機龍警察シリーズ最新作、新連載。
 

  


防犯カメラ