『S-Fマガジン』2022年2月号No.749【特集 未来の文芸】

 編集長が替わって新体制初のSFマガジン。未来の文芸と題して新進作家の創作・エッセイと、現況と展望についての評論。威勢はいい。

「レギュラー・デイズ」麦原遼

「宇宙ラーメン鉄麺皮」柞刈湯葉

「筆を執ること四春秋――振り返りと展望」李琴峰

ホープパンクの誕生――なぜ抵抗が希望なのか」橋本輝幸

「発明の母」ンネディ・オコラフォー/月岡小穂(Mother of Invention,Nnedi Okorafor,2018)★★☆☆☆
 ――花粉津波が迫りくるなか、アンウリはスマートホームの助けのもと自宅出産に挑む(袖あらすじ)

 ナイジェリアのイボ族を両親に持つアメリカの作家。出産と花粉症とスマート家電を未来の世界に放り込んで普遍性を持ち得ているというよりは、まんま出産と花粉症とスマート家電の話でした。
 

「〈不死なるレーニン〉の肖像を描いた女」坂永雄一

「ナタの時代、あるいはデスゲーム的リアリズム」江永泉

「未来の書店」有地和毅

「往復書簡:じぶんの「つづき」を書こう。(1)」小澤みゆき・笠井康平

「ショッピング・エクスプロージョン」天沢時生
 

「乱視読者の小説千一夜(73)ロードマークス」若島正
 〈ギャラクシー〉誌の書評家スパイダー・ロビンソンと、〈F&SF〉誌の書評家アルジス・バドリスの話。
 

『さやかに星はきらめき』第1話「守護天使村山早紀
 ――宇宙の果ての凍てつく星で、少女は「神様」に助けを求めた――(袖あらすじ)

大森望の新SF観光局(82)ファウンデーションの彼方」

「SFのある文学誌(80) その花がどこから来たのか僕たちはまだ知らない――岡田史子のアタマのお花」長山靖生
 

「スター・シェイカー」人間六度

「サーキット・スイッチャー」安野貴博
 それぞれ第9回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作と優秀賞受賞作の冒頭先行掲載。
 

「未来のSFを担う人に:SFへの参加のすすめ」下村思游

「文芸としての人間、文芸としてのプロジェクト」佐久間洋司

「絶滅の作法」柴田勝家

  


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