『紙魚の手帖』vol.28 2026 APRIL【読切特集 レストランの扉を開けて】(東京創元社)
「おでん屋よりみち」実石沙枝子 ★☆☆☆☆
営業不振のおでん屋のてこ入れに高校生たちが協力するのはともかく、そのきっかけが、おでん屋にひょっこり入った高校生が「おいしいじゃん」とリピートするという噓くさいのはどうにかならなかったものでしょうか……。
「最終回 少し長めの一瞬」熊倉献
――ひと目で気づいた。最初はエディアカラ群、その次はカンブリア紀。ジュラ紀には恐竜だった君に俺は踏み潰された。江戸時代には殺し屋の君に殺された。そっちだって食欲に負けて、私がダイオウイカの時も、スチーブンイワサザイだった時も、何回も私のこと食い殺してるじゃん。
最終回に相応しく、また会いましょう。的な内容でした。
「乱視読者の読んだり見たり(19) リガの森の中へ」若島正
『短編ミステリの二百年4』にも収録されていて、編者の小森収に「小鷹信光に分からないものが、私に分かるとも思えません。その難解なこと……」と評された、マージェリー・フィン・ブラウン「リガの森では、けものはひときわ荒々しい」を、小鷹信光経由で、小鷹信光のように読む。
「第26回本格ミステリ大賞予選会選評・選考経過」
「INTERVIEW 期待の新人 吉良信吾『沈黙と爆弾』」
「INTERVIEW 注目の新刊 櫛木理宇『鬼門の村』」
「INTERVIEW 注目の新刊 青谷真未『流星と桜』」
「INTERVIEW 注目の新刊 若林踏『日本ミステリ新世紀MAP』」
「BOOK REVIEW」
信国遙『未館成の殺人』は、館の完成していない〈館もの〉という発想が面白そうです。
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『紙魚の手帖』28